この記事では、コブクロライブについて、ブロックごとの役割や傾向をご紹介します。
ブロックごとに傾向や役割がある
コブクロのライブでは、3曲前後を1つのまとまり(ブロック)として、MC(トーク)などを挟まずに一気に演奏することが多いです。
逆に言うと、MCでブロックとブロックを区切ることが多いということですね。
だいたい、1ブロック目と2ブロック目は、次のような傾向があります。
- 1ブロック目:勢いのつく曲
- 2ブロック目:明るい曲
1ブロック目、2ブロック目については、小渕さん自身もこんなコメントをされています。
- 1ブロック目:オープニングでドーンと始まる
- 2ブロック目:わりと明るめで進めていきたい
2009年、「CALLING」ツアーのトークCDでのお話なので、だいぶ前ではあるのですが……。
そして、何ブロック目かは決まっていないのですが、こんな↓ブロックも。
- メインの曲が映えるブロック
- 盛り上がりブロック
と言っても、これに縛られることなく、それぞれの曲が一番パワーを発揮することを重視してセットリストを組んでいるようです。
そして、最後はもちろんアンコール。昔は3曲歌うこともあったのですが、最近は2曲歌って締めくくっています。
各ブロックに使われている楽曲
では、各ブロックに実際に使われている曲を見てみましょう。
2013年の復帰以降に行われた、全国ツアーのセットリストを題材にしてみました。
ツアータイトルは、下記のとおりです。
- 2013年:One Song From Two Hearts
- 2014年:陽だまりの道
- 2015年:奇跡
- 2016年:TIMELESS WORLD
- 2017年:心
- 2018年:ONE TIMES ONE
1ブロック目
1ブロック目の曲は、次のとおりです。
2013年〜2018の間に、1ブロック目で2回演奏している曲は、赤字で示しています。
①2013年
- One Song From Two Hearts
- 彼方へ
- 神風
②2014年
- サイ(レ)ン
- 君という名の翼
- ストリートのテーマ
③2015年
- 奇跡
- Summer rain
- 轍
④2016年
- SUNRISE
- 六等星
- hana
- SNIFF OUT!
⑤2017年
- 君になれ
- 虹
- 君という名の翼
- tOKi meki
⑥2018年
- YELL〜エール〜
- One Song From Two Hearts
- Million Films
- ストリートのテーマ
こうして見てみると、やっぱり、ほぼアップテンポな曲ばかりですね。
また、2013年以降、第1ブロックで2回演奏した曲は、3曲のみ。
「One Song From Two Hearts」「君という名の翼」そして「ストリートのテーマ」です。
できるだけ、同じ曲を持ってこないようにしているのでしょう。
2ブロック目
では、2ブロック目に移りましょう!
「明るめで進めていきたいブロック」と小渕さんがコメントされていましたが、実際にはどんな感じになっているんでしょうか。
①2013年
- GAME
- 東京の冬
②2014年
- 六等星
- 君への主題歌
- 流星
- 大樹の影
③2015年
- 今、咲き誇る花たちよ
- 願いの詩
- 信呼吸
- 永遠にともに
④2016年
- 奇跡
- Tearless
- hana
⑤2017年
- 紙飛行機
- SUNRISE
- HELLO, NEW DAY
⑥2018年
- 君になれ
2ブロック目は、やはり明るい曲が大半を占めていますね。
「ONE TIMES ONE」ツアーは、ちょっと例外と思っていただければ。
しかも、その次の曲から日替わりコーナーに突入してしまいますしね。
メインの曲が映えるブロック
では、次は「メインの曲が映えるブロック」です。
ツアーで一番のメインになる曲をブロックの最後に聞かせるわけですが、「その曲にどうつなげていくか」というのを、個人的にいつも楽しみにしています。
①2013年
- リンゴの花
- LIFE GOES ON
②2014年
- 今、咲き誇る花たちよ
- 時の足音
- 陽だまりの道
③2015年
- 遠くで‥
- 桜
- DOOR
④2016年
- 同じ窓から見てた空
- 何故、旅をするのだろう
- NOTE
- 桜
- 蕾
- 未来
⑤2017年
- Starting Line
- 蒼く 優しく
- 心
⑥2018年
-
- 日替わり 3曲
(「風」「ここにしか咲かない花」「蕾」「風見鶏」の4曲中2曲+「桜」)
このブロックはとにかく、メインの曲につなげていくことを重視しているようですが、全体的にはバラードが多めですね。
2018年のツアーでも、このブロックは日替わりではあるのですが、選択肢に入っているのは、いずれもバラードです。
ちなみに、2016年のツアーでは、「同じ窓から見てた空」の前に「Flag」を歌っているのですが、この2曲はふたりだけで小さいステージで演奏しています。
そして、「同じ窓から〜」を歌い終わる頃にはメインステージに戻り、「何故、旅をするのだろう」を歌うという流れ。
なので、ブロックの区切り方で悩んだのですが、単純にMCで区切ることにしました。
盛り上がりブロック
では、盛り上がりブロックを見ていきましょう。
メインの曲→ロングMCの後にこのブロックが続きます。
ここでも、2回演奏している曲は赤字で示しています。
①2013年
- 潮騒ドライブ
- メドレー(Blue Bird/虹/サヨナラHERO/この指とまれ!/LOVER’S SURF/君という名の翼
- 轍
②2014年
- 太陽
- SPLASH
- Moon Light Party!!
- 神風
③2015年
- NO PAIN, NO GAIN
- 風になりたい
- 42.195km
- サヨナラHERO
- memory
④2016年
- サイ(レ)ン
- tOKi meki
- SPLASH
- LOVER’S SURF
⑤2017年
- 白雪
- memory/li>
- 神風
- ストリートのテーマ
⑥2018年
- 潮騒ドライブ
- Moon Light Party!!
- 轍
言うまでもなく、アップテンポな曲ばかりです。
それよりも、1ブロック目と違って、2回演奏している曲が実に8曲もあってビックリ!
1ブロック目もこのブロックも、アップテンポな曲が多いというイメージでしたが、こんなに違うとは……。
このブロックは、定番曲が多いということですね。
8曲というのは、「潮騒ドライブ」「サヨナラHERO」「LOVER’S SURF」「轍」「SPLASH」「Moon Light Party!!」「神風」「memory」です。
このうち、「サヨナラHERO」と「LOVER’S SURF」はメドレーで歌っているのですが、それも回数に入れました。
アンコール
最後に、アンコールのブロックです。
2014年以前は、アンコールの歌を歌う前にMCがあり、2曲連続で歌うのが定番だったのですが、2015年のツアー以降は、MC→1曲目→MC→2曲目というパターンになっています。
MCを挟んではいるのですが、ここはアンコールのブロックということで1つと見なしています。
①2013年
- モノクローム
- 桜
②2014年
- One Song From Two Hearts
- あの太陽が、この世界を照らし続けるように。
③2015年
- 星が綺麗な夜でした
- ココロの羽根
④2016年
- 今と未来を繋ぐもの
- STAGE
⑤2017年
- 未来
- 轍
⑥2018年
- 日替わり>
- バトン
傾向としては、やはりバラードが多いですね。
そして、前回のツアーのタイトルになった曲や、メインだった曲を、アンコール1曲目で歌うこともけっこうあります。
例えば、2014年に「One Song From Two Hearts」、2017年に「未来」を、それぞれ歌っていますね。
まとめ
この記事では、コブクロライブについて、ブロックごとの役割や傾向をご紹介しました。
このあたりを参考に、20周年ライブのセットリストを(勝手に)予想してみたので、よろしければどうぞ!
お楽しみいただけていれば幸いです。