この記事では、コブクロ・黒田さんの「声の良し悪し」について、本人のコメントもまじえて考察します。
良し悪しなんてあるの?
という声が聞こえてきそうですね。
少なくとも、「いいとき」はあります。これは黒田さん本人もコメントしています。
黒田さんのコメント
では、黒田さんのコメントとは一体どのようなものなのでしょうか。
たとえば、2008年に行われた「5296」ツアーのDVDには、こんなシーンがありました。
名古屋公演のアンコール前に、黒田さんが声について
……と言っているんです。
これはもちろん、声のこと。
また、2015年に第57回三田祭前夜祭(慶應義塾大学の学祭)でのライブが行われました。
その最初のMCで、黒田さんがこんなことを言っているんです。
皆さん気づいてると思いますけど、今日いいですよ、もう。
この2曲で、すごくいい。
このライブでは、最初から最後まで、低い成分が効きまくっていました。
ちなみに、小渕さんも「すごい、今日はいいですね」と賛同。
ただ、2016年に出たアルバムの初回限定盤は、今となってはなかなか手に入れにくいかもしれません。
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また、小渕さんも黒田さんの声の魅力については、何度もコメントを残しています。
小渕さんのコメント
小渕さんのコメントは数多くあるのですが、一番わかりやすいと思うものを引用してみますね。
黒田の声の印象は、いい感じのザラつきがあって、とにかくものすごい存在感のあるものでした。
僕は、エルビス・コステロや奥田民生さんやミスチルの桜井さんとかの声が大好きなんですけど、好きな声って、みなさん、いいザラつきをお持ちなんです。『NAMELESS WORLD Recording&Tour Official Book』より引用
小渕さんは声の「低さ」に加え、「ザラつき」というポイントも挙げています。
たしかに言われてみれば、黒田さんの声には「ザラつき」がありますね!(そのまま復唱)
小渕さんみたいに、言葉を自由に操る力がほしい……。
初日と2日目はどちらのほうがいいの?
コブクロのツアーは、各地で2日間、連続で行われるのが定番になっています。
初日と2日目で、黒田さんの声の出方も変わるのか。
結論かと言うと、「神のみぞ知る」としか言いようがありません。
ちなみに、わたしが今まで参加(参歌)したライブでの黒田さんの声は、こんな↓感じでした。
No. | ライブ名 | 会場など | 黒田さんの声 |
---|---|---|---|
1 | ap bank fes ’08 | つま恋 | 高め |
2 | FAN’S MADE LIVE | 万博記念公園・東の広場 | (覚えてません……) |
3 | One Song From Two Hearts | 京セラドーム大阪(2日目) | 高め |
4 | 陽だまりの道 | 京セラドーム大阪(2日目) | 高め→ええ声 |
5 | 奇跡 | 京セラドーム大阪(2日目) | 高め |
6 | 心 | さいたまスーパーアリーナ(2日目) | 高め→ええ声 |
7 | ONE TIMES ONE | マリンメッセ福岡(1日目) | 高め→かすれ→ええ声→高め |
こうして見ると、ライブの初めは高めでも、その後だんだん低く(よく)なるというパターンが多いようです。
ちなみに、よくなるときは必ずメイン曲(盛り上がりコーナーの直前の曲)までには「ええ声」が出せるようになっています。
初日だとゆっくり休んでいるはずなので、いい声が出るかというと、そうでもない。
逆に2日目は声が出にくいということもない。
先ほどの「史上最強に出た」名古屋公演も、2日目です。
まさに「神のみぞ知る」と言えます。
「奇跡」ツアーで正直がっかり。でも……
上の表でご紹介したとおり、2015年の「奇跡」ツアーでは黒田さんの声があんまり出てませんでした。
翌2016年の「TIMELESS WORLD」ツアーは、ちょっと無理すればいけないこともなかったんです。
でも、「なんとかしていこう」と思わなかったのも、黒田さんの声が出るかどうかわからないという不確定要素があったから。
ただ、その「TIMELESS WORLD」ツアーでは、ファンサイトの動画(ライブ直後に撮影)で小渕さんが「黒田の声がすごかった」と言っていたので、安心しました。
今は、「いいときもそうでないときもあるけど、それも含めてライブ。行かないと始まらん」と思えるようになりました。
そんなわけで2017年の「心」ツアーファイナルに参加させていただき、CDをはるかに超える黒田さんの歌声を堪能させていただきました。
同ツアーのDVDは広島公演ですが、このDVDでもめちゃくちゃええ声が出てます。
歳を重ねると声は高くなる
余談ですが、男性は、年をとると声が高くなるんだとか。
元日本テレビのアナウンサー・魚住りえさんの著書『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』に、こんな一節があります。
声帯は筋肉であり、筋肉である以上は老化を避けられません。加齢とともに女性の声は低く、男性の声は高くなっていきます。でも発声練習を続ければ、声を若く保つことは可能です。さしずめ、「声のアンチエイジング」といったところでしょうか。(『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』より引用)
黒田さんは今でもボイトレをしまくっているそうなので、今後も、自身が「いい」と感じている、あの声で歌い続けてほしいと思います。
まとめ
この記事では、コブクロ・黒田さんの「声の良し悪し」について、本人のコメントもまじえて考察しました。
低い成分が効いているときが「いいとき」ということですね。
ご参考になれば幸いです!