この記事では、コブクロの黒田さんのマイクの持ち方をご紹介します。
若干マニアックではありますが、興味がある方はどうぞ!
きっかけ
そもそも、なぜこんな記事を書こうと思ったかというと、2010年に行われた「STADIUM LIVE」DVDの副音声を聞いたから。
マイクの持ち方について、黒田さんがこだわりを話していたんです。
持ち方は大きく2種類
「STADIUM LIVE」DVDでは、黒田さんは下の写真のようなイメージでマイクを持っていました。
小指だけをマイクの下に持っていっている形ですね。
ちなみに、下の写真のように「バットを握る」持ち方(黒田さん命名)だと、力が入ってダメなんだとか。
また、小指を下にすると、マイクの角度がちょうどいい感じ(口に対して90度ぐらい)になるんだそうです。
ちなみに黒田さん、この説明のときは噛んでしまい、「キュジュド(90度)ぽくなるよ」と片言の日本語で笑いを取ってくれてました。
今までのDVDを見てわかったこと
その話を聞いた後で、昔のDVDも「MUSIC MAN SHIP」ツアーのものから見直してみました。もちろん、マイクの持ち方に注目しつつ。
そうすると、以前は「バットを握る」持ち方だったことが判明!
2009年の「CALLING」ツアーDVDで初めて小指を下にしているのを確認しました。
正確に言うと、「MUSIC MAN SHIP」ツアーDVDの1曲目の歌い出しでは小指を下にしていたのですが……。
そして、2014年の「陽だまりの道」ツアー以降は、2つの持ち方を使い分けているシーンがちょくちょく見受けられます。
ちなみに、2017年の「心」ツアーでは、DVDを見る限りずっと「バットを握る」持ち方でした。いろいろと、試行錯誤を重ねているようです。
使い分け
では、どんな風に使い分けているか、ここでまとめてみます。あくまで推測ではありますが……。
以下、「バットを握るような持ち方」を「A」、「小指を下にする持ち方」を「B」とします。
ここ1番はA?
まず、ここ一番というときに、Aの持ち方にしている場面がありました。
例えば、「陽だまりの道」ツアーの最後で、「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」を歌うシーン。
このときは黒田さんが吠えまくるのですが、そのときはわざわざマイクの持ち方もBからAに変えていました。
「美しきヒビとなる」のあととか、最後の「あの太陽が〜」と歌うシーンですね。
調整のためにA⇄B?
「奇跡」ツアーDVDでは、ちょっと声が出にくいようでした。
そして、マイクの持ち替えを頻繁に行(おこな)っています。AからB、BからAの両方。
同じ歌の同じメロディーでも、でも、1番と2番で持ち方が変わっているシーンも。
わたしの目には、少しでも声が出るようにと調整しているように見えました。
あ、そうそう。黒田さんの声については、別の記事にまとめてあります。
照れ隠し?
「TIMELESS WORLD」ツアーDVDには、「“TIMELESS WORLD” TOUR DOCUMENTARY」という特典映像があります。
その名古屋公演を見ると、「奇跡」の歌詞がわからなくなり、苦笑いしながらマイクの持ち方を変えているシーンが。
歌詞を思い出したタイミングでBからAにしていたのですが、まだ半笑いの状態でした。
笑いながら歌っていたので、声の出し方どうこうではなく、照れ隠しで無意識に持ち替えたのかなあ、と思います。
持ち替え方法
また、どうでもいいのかもしれませんが、持ち替えの方法がA→Bのときと、B→Aのときとで違います。
A→Bの場合
右手に持っていたマイクを一度左手で持って、また右手で持つときに握り方を変える
B→Aの場合
マイクは右手に持ったまま、小指を上に持ってくる
まとめ
この記事では、コブクロの黒田さんのマイクの持ち方をご紹介しました。
プロの歌手は、本当に細かいところまでこだわって、さらに試行錯誤を重ねていることにビビりまくりでした。
ご参考になれば幸いです!